平場、下家がポン5mをポンして打8pとしたところです。
テンパイはしていなそうですが、注視が必要な場面。
その後、同巡にこちらの7pをポンして打4s。
このように、手出しをすることなく連続でポンしたときは、
最終手出し牌のマタギ待ちである可能性はほとんどありません。
この場合でいうと、の形や
の形の待ちはほとんどありません。
1つ目のポンをする前の形を考えてみます。
仮に、待ちだったとすると、
下家の最初の形は
「+トイツ」の10枚だったことになります。
そこから、をポンすると、「
+トイツ」になりますが、
ここでは、打4sとして完全イーシャンテンにするのが普通です。ここから打8pとする手順は通常ありません。(2-5sや6pが枯れているケースくらい)
端的に言えば、トイトイでもサンマでもないのに手牌をトイツだらけにするのは不自然なわけです。
実戦では、ここまで考えるのは面倒くさいので、
①「4sマタギの可能性がなさそう」
②「ソーズがアタマで他色の両面待ちなら、前巡までに切った牌のマタギの可能性があるが、今回はタンヤオ仕掛けで、2mと8p切りなので、そこのマタギはない。」
③「②のマタギがない分、2sや6sのシャボの可能性が少し高くなる」
④いずれにしても、可能性が高いのは捨て牌に出ていないピンズの待ちで、こちらの5pを鳴けない形、つまりや、
や、
待ち。
⑤待ちの可能性は、
のチーからの打
や、
ポンがあるので可能性が減るだろう。
という順序で読みます。