一人へこみで上3人が接戦の南2局。
汚い配牌です。
ここからどうすすめていくのがよいでしょうか。
発、123三色、789三色、チャンタなどがうっすらと見えますが、
8sと7pがトイツなので、チャンタ以外の場合にアタマとして使う展開になる可能性が高く、
まず789三色を見切ります。
3p引きで、下の三色とピンズの一通の可能性が高くなりました。
下の三色と一通とチャンタをみているので、2sはツモ切り。
この3sを鳴いて、どの役にも使わない7pを切ります。
アタマはまだ8sがあります。
6p引きで一通までイーシャンテンとなりました。
下の三色もリャンシャンテンで、次に2mか3mを引けばピンズが両面にできますが、
今回は三色は見切って打1mとしました。
絶好の赤5p引きで、3900テンパイ。
123sの鳴きで、8pの待ちも悪くありません。
7pが2枚切れていて迷彩にもなっています。
すぐに下家から出アガリとなりました。
一つ一つの可能性は薄くても、「どれかが成就する可能性」はそれなりにあります。
丁寧に可能性を残しておくことが大事です。
毎回このように上手くいくことはないですが、
あの配牌を5~6回に1回でもアガリにつなげられれば、
かなりの収入になるので、諦めずに狙っていきたいところです。
こういうアガリには、点数以上の精神的ダメージも期待できます。