打点より着順を重視する
僅差で迎えた東3局。
6sを引いてきました。
5sか6sを切ればマンガンのテンパイが維持できますが、何を切るのが良いでしょうか。
こちらはソーズを手出ししていないので、
対面が2巡前に9sを切っていたり、上家が4sを切っていることで分かるとおり、
他家はまだこちらをテンパイだと考えていないように見えます。
また上家はテンパイ間近で、残りの2人も点数状況から
テンパイ確実だと分かるまでは押してきそうです。
ここで5sか6sを切った場合、他家からはほぼテンパイに見えます。
つまり、マンガンは維持できても、出和了率は体感的には半分以下、
ツモ和了を含めた和了率合計も、2/3くらいになってしまうものと思われます。
一方、ここで北を切れば、打点は3900に落ちますが、
他家からはまだ孤立字牌整理に見え、まだソーズを切ってくれそうです。
点数状況をみても、供託と詰み棒を足して3900は5800となり、
ツモでも出和了でもトップ目でオーラスを迎えることができ、十分だといえます。
なので、このような状況では、和了率を最大にする打北がベストでしょう。
こういった選択も、完全順位戦かつラス回避が重要なルールならではの選択です。
ちなみに、一般のトップ取り麻雀では、
6sツモ切りがやや優位なのではないかと思います。