麻雀の読み

実戦で効果の高い麻雀の読みを紹介

後手での手作り(対リーチ)

後手に回った場合の手作り

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東風戦、東1局トップ目、イーシャンテンで構えているところに、

下家からリーチが入りました。

 

同巡に上家から3pが出ましたが、どうしたらよいでしょうか?

 

この局の方針について確認します。

1局目で7700をアガって、トップ目です。

逃げ切り体勢に入るほどの点差ではないですが、

イーシャンテンからの押しはしたくないところです。

 

なので、W無筋の4pは切りたくありません。

この4pを使いつつ、ケイテンやアガリの可能性を見たいところ。

さらに、一発を消せるという点も大きいので、

ここはチーすることを中心に考えます。

 

問題は、鳴いた後に何を切るか?という点です。

3,4mはドラとドラそばなので切りたくありません。

 

5s、6sと中筋を連打してケイテンを狙うという方針もあるでしょう。

両方ともほとんど通りそうな牌です。

 

これがどうしてもケイテンを取りたい場面なら、チーして5s6s切りをおすすめします。

 

ですが、本局は、こちらの手が親でドラドラ。

 

リーチの河に2mと5mが切れていて、

上家から25mをかなり鳴けそうな気配がします。

そして、4-7sもまだ残っていそうです。

 

 

ケイテン確率がやや下がっても、アガりの可能性を残したい。

 

 

そこで、このようにします。

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1sは序盤の外側でWワンチャンス、かつ2枚切れなので、ほとんど通る牌。

2s、3sも安全牌ですが、4sチーに備えて、1sから切ります。

4sチーできた場合、打2pの予定です。

ここは、安全重視で2pも切らず、4sがチーできても56sで鳴いて

あくまで123sを切っていくのも有力で、私には優劣不明です。

 

 

最終的に、

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マンガンのアガりとなりました。

 

リーチが入った場合に、鳴きやすい牌と鳴きにくい牌に分れます。

鳴きやすいターツがあった場合、今回のように1メンツを落として、2シャンテン戻しになっても間に合うことがあるので、

構想を立てる練習をしておくとアガリをもぎ取れる回数が増えます。

 

リーチ後は考えることがたくさんあるので、難しいですが、

後から牌譜を見直すなどして、実戦ですぐに気付けるように引き出しを増やしておくなど、

練習しておきたいところです。