ドラが一九字牌の場合、ブラフ気味仕掛けの効果が高い
トップ目と接戦の東3局。穴だらけの手牌です。
この8mを高速でチーします。
楽しい楽しいドンジャラの始まりです。
8sもチーします。
一見、出るポン見るチーで、超初心者のような麻雀です。
ですが、この仕掛け他家から見るとどうでしょう。
ライバルの対面から見た図です。
純チャン、チャンタ、三色の可能性がある仕掛けですが、どれなのかまだ絞れません。
一通は一番想像しにくい形にみえます。
ドラが1pなので、打点も高い可能性があり、厄介です。
もし、この手にドラの1pを持ってきてしまったら、
親に対して切れるでしょうか?
12000放銃の可能性が十分あるため切れないと思います。
そこで、この手は死にます。
このように、ドラが端牌や字牌の場合には、
チャンタを匂わす仕掛けは効果が高くなります。
高速テンパイ。
この時点では、待ちは誰にも読めません。
上級者ほど頑張って読みますが、どうしても振りこんでしまうので、
精神的なダメージは点数以上のものがあります。
こういった1000点や2000点でラスを引かされることも何度もあるからです。
固定メンツの多い鳳凰卓などでは、
こういった仕掛けに苦手意識を持っている人が多いのが分かります。
ほとんどノータイムで打っていた相手が、何度も対戦しているうちに
こちらの意味不明の仕掛けに長考するようになっていきます。
アイツの仕掛けは厄介だぞ・・と。
いつも気が抜けず、対応ばかりさせられ、気力・体力が奪われます。
気付くといつも卓はカオス。
不調などが重なると、あっという間に押し引きも崩壊します。
これぞドンジャラ力。
3着目の上家がテンパイしたものの、こちらの仕掛けを警戒してダマ。
この後、上家のアガリとなりました。
結果、1000点の横移動で親番を終えてオーラスに進むことができました。