上家が1mをチーして、打2pとしたところ。
テンパイかイーシャンテンの可能性が高いですが、
まずはテンパイを前提にして考えます。
通常、チーして出てきた牌のまたぎをまずは考え、
その後に愚形を考えます。
今回は、1pが切られており、かつ対面の1pも鳴かれていないことから、
からの打2pではありません。
2pを浮き牌として残すメリットもないことから、
手の中には2pを使う愚形があることが確定します。
次に愚形を考えます。2を使う愚形は、
等が考えられますが、
今回は前巡の2m先切りがヒントとなります。
からを切ったということになります。
その時点での上家の牌姿は、
アタマ+1メンツ+
このような状態だったということになります。(この例では、ピンズの形は①のパターン)
「鳴ける手ではトイツを残せ」というセオリーがあるため、
と
の場合はピンズをトイツに固定するのが自然な手順です。
相手のレベルにもよりますが、鳳凰卓では8割以上の打ち手がトイツ固定にするところ。
つまり、①②の形であった可能性は低いわけです。
なので、残るのは③のということになり、
のカン5p待ちだと読めるわけです。
以上の読みは、イーシャンテンだった場合でもピンズ部分の結果は同じです。
イーシャンテンの場合、もう一つの未完成ターツも愚形であることがほぼ確定です。
両面であれば2mを先切りする必要がないですし、
両面トイツであれば2pより先に両面に固定するはずだからです。
したがって、残るターツもピンズ以下の愚形ということになります。